鈴木三成杯弓道大会

 昨日11月23日、八戸市弓道場(洗心洞)に於いて第二回範士十段鈴木三成杯弓道大会が開催されました。冷たい風に小雪や枯葉が舞う中、県内各地から19チーム91名の選手が集いました。青森市からも男女2チームが出場しました。

 左の一葉は寒さの中、選手の行射をご覧になっている鈴木三成先生。行射をご覧になりながらしきりに立順表にペンを走らせておられました。

 下の一葉で、弓を引いているのは当連盟の沼舘会長。沼舘会長は八戸高校弓道部在籍時に鈴木三成先生から親しく教えを受けております。昔の師の前での行射です。

 

 青森市の選手は2チームとも入賞することは出来ませんでした。しかし良いこともありました。閉会式での鈴木三成先生の講評です。閉会式で鈴木先生は、起立して整列していた選手と役員に全員に「これから面白い話をするから。」と座らせて、「青森県は競技に弱い。これでは天下をとれない。」と叱責されました。90歳を過ぎておられるのに矍鑠たるものです。次いで選手数名を名指しされて、その一人一人の長所、私たちが見習うべき長所を説明してくださいました。今後の稽古の指針となるお話を拝聴することができて、試合に負けたにもかかわらず得をした気分で帰途に就くことができました。