納射会

12月20日(日)令和2年の納射会が行われました。

コロナの影響をもろに受けた1年でありましたが、まずは活動が再開し、こうして会員が一堂に会して弓を引けることに感謝したいと思います。

当日の参加者は17人。外は大雪。そうでなくても真冬は練習に来る人が少なくなる中で当連盟の納射会としては参加者が多かったと思います。案外コロナによる制約が、かえってモチベーションを高めているのかもしれません。。

 

今年は春の地方審査は中止になりましたが、11月の地方審査はコロナ感染症対策を講じた特殊な設えで実施することができ、当連盟からも8名が段級位に合格できました。この審査で参段に合格した方は、今回の納射会で初めて和服で行射を

することになりました。また、入会したての方や中学生の参加もあり、射場が華やぎました。

 来年こそはコロナが終息して、世の中が平穏に戻って、安心して弓を引けるようになって欲しいものです。

 

 

 

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年末の大掃除

 去る12月6日(日)に道場の年末大掃除を行いました。いつもこの大掃除では安土のホコリに悩まされるのですが、今回はマスクのおかげで皆さん作業がしやすかったのではないでしょうか。

 射場や矢取り道はいつも掃除しているのですが、

矢道や観覧席の強化ガラスはめったに掃除をしないので骨が折れました。また安土もしっかりと整備しました。

 この日は比較的気温が高かったので、換気のためにドアを所々開けてありましたが、寒いどころか汗を拭きながらの作業となりました。


夕方に清掃は終了。例年ならそろそろ忘年会なのですが今年はできません。忘年会ではその年の審査に合格して昇段した人がお酒を差し入れする習いなのですが、今年は掃除の後に昇段者から茶菓子の差し入れがあり、皆でおいしくいただくことになりました。

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青森高校弓道場落成式

去る8月8日(土)、青森高校弓道場落成式が執り行われました。前回ご紹介した額もこのとおり無事に青森高校に里帰りできました。

当連盟の神会長が和服で矢渡しをすることになっておりましたし、生徒は外で式を見ることになっていましたので、雨や猛暑が心配されましたが、式の間は曇り空で気温もそれほど高くなく、良いコンディションとなりました。かく言う私も昭和最後の卒業生でして、OBとして晴れがましい場に同席させていただくことが出来ました。

 

 

修祓式の後、本校14回生の寺田吉廣教士六段が巻藁射礼を、神会長が矢渡しをされました。神会長は見事に一手詰めました。

 この後OBOGと2年生による祝射が行われました。2年生だけでも27名もいまして、生徒10人に1人が弓道部員という勘定になります。生徒数は私の頃に比べて6割に減っているのに部員数は2倍以上に増えていて、OBとしては嬉しい限りです。

祝射の後、部長の秋元蘭さんが答射をおこないました。三十数年前、私の頃は部長は男子という不文律がありましたが、こうして普通に女子がリーダーシップを発揮していることは大変好ましいことでると感じました。最後に副部長の奈良怜君が来賓を前に堂々お礼の挨拶を述べました。

 

 

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額の架け替え

 去る8月3日、道場の額の架け替えをしました。

 これまで架けてあった「真善美」の額は、もともと青森高校弓道部にあったもので、諸般の事情で市弓連が管理していたのですが、今般青森高校に新しい弓道場が出来たことに伴い、返還されることになりました。

 この「真善美」の額は昭和29年に阿波研造先生の三大弟子と言われた神永政吉範士十段(号は的宗)が「真」を、安沢平次郎範士十段(同じく東宏)が「善」を、吉田能安範士十段(同じく紫鳳)が「美」を揮毫されたもので、弓道人にとって大変貴重なものです。

 この三先生は、この前年の昭和28年に青森高校弓道場が出来た際に、修祓式で射礼をなさった縁で、翌年揮毫の運びとなりました。ちなみに修祓式で矢渡しをされたのは千葉胤次範士です。信じられないようなビックネームが一堂に会したものです。

吉田能安先生(紫鳳)

安沢平次郎先生(東宏)

神永政吉先生(的宗)

 


画像はクリックすると拡大します。場所はまぎれもなく昭和の青森高校弓道場で、カメラアングルが同じなのでおそらく同時に撮られたものです。ただし修祓式の時のものではありません。昭和28年の修祓式時はまだ壁が板壁でこのような白壁ではありませんでした。「真」「善」「美」の額は昭和29年初秋に揮毫されていますが、先生方の服装からこの揮毫と同時か直後に撮影された可能性が高いと思います。

 

「真善美」に替わって架けられた「揮折八極」の額。阿波研造先生の書です。これまで師範室に保管してありました。号は見鳳になっています。見鳳は阿波先生が大正14年から昭和6年まで使われていた号です。これも大変貴重なものです。

 ただ残念ながら意味がはっきりわからないのです。「揮八極」なら中島敦の有名な『名人伝』の原典となった「不射の射」の故事の中にみられ、世界の隅々まで駆け回る、力を発揮するという意味のようなのですが、この額の方は「斥」ではなくて「折」になっています。以前私が先輩に教えていただいたところによると、これはあくまで自分の考えと前置きがありましたが、「己の固定観念や執着心を打ち破って真理を追究する」という意味ではないかとのことでした。

阿波先生の「一射絶命」とは程遠い私たちの拙い射ではありますが、この額を仰ぎ見ながら気持ちを引き締めて稽古したいと思います。

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活動再開!

予定通り5月31日も持って長かった弓道場の休館は終わり、6月1日から活動を再開することが出来ました。待ちに待った再開ですが、弓道場を利用するには自分の体温や体調をスポーツ会館に申告する必要があり、また弓道場の消毒作業があるので個人利用は時間に制約があったりします。それでも地元で練習ができるということはありがたいことです。

会員と久しぶりに再会して練習の楽しさを味わうことが出来ました。

当初4月5日に開催する予定でした当連盟の総会も、6月7日、ようやく開催することができました。(画像)

 神会長の重任や、弓道場の貸切時間を増やすなどの議案が承認されました。

 休会中にメールで弓道を始めたいという問い合わせを何件かいただき、再開と同時に見学に来られた方もいらっしゃいます。コロナで散々な目に会いましたが、この状況下にしては良いスタートを切ることができたのではないでしょうか。

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コロナめええ

 みちぎんドリームスタジアムの休館が5月31日まで延長されました。これに伴い当連盟の活動も5月31日まで休止いたします。

 千尋が黒い虫みたいなのを踏み潰したようにコロナを踏み潰したい!(`ε´*)

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コロナめえ

みちぎんドリームスタジアムの休館が5月6日まで延長されました。これに伴い当連盟の活動も5月6日まで休止いたします。



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コロナめ

来なくていいのにとうとう青森市にも新型コロナウイルスが入り込んで来てしまいました。

みちぎんドリームスタジアムが4月5日~17日まで休館となるのに伴い、当連盟の活動も休止いたします。

ねぶた祭も中止になるようですし、先々のことを考えると気が滅入ります。しかしこのような時こそ特に「自己統制と情緒の安定」を要求されるのでしょう。感染防止のために自分が出来ることに努めて参りたいものです。

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初射会

本日1月5日(日)、初射会を行いました。神会長の矢渡しの後、審査の間合いの行射や持的射礼を行いました。左の画像の大前の女の子は小学生です。二的はこの子の姉さんで中学生です。二人とも練習熱心で小学生中学生でもこういう射が出来るのかと感心させられます。 昨年、小学生の子供が弓道を始めたがっているのですがという保護者からの問い合わせが何件かありました。そういう子がいることは嬉しい限りですが、本物の武具を使うわけですし、小さなサイズの用具がないため低学年の方の入門はお断りしております。断られたご本人には気の毒ですが、もう少し大きくなってから再び門を叩いていただけたらと思います。

 

 

 こちらは持的射礼。正月休みで鈍った体には跪坐が辛かったです。また周りと息が合わなかったり所作を間違ったりと、どうも締まりのない射礼となってしまいました。

 

 休みは今日でおしまい。神会長から閉会の挨拶で「審査でも大会でも各自昨年より一つ上を目指して頑張って欲しい。」との檄が飛びました。

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