2016年のブログ

年末大掃除


 去る12月25日(日)午後2時から、弓道場の大掃除を行いました。

道場、矢道、更衣室、控室等をくまなく掃除するのみならず、垜("あづち”と読みます。的をかける土のことです。)の整備、的貼り、備品の整理も行いました。午後4時半ころ概ね清掃作業は終了。最後に皆で茶菓子をいただいて、さっぱりした気分で解散となりました。道場が使えるのは28日まで。もうすぐ新年です。

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平成28年納射会

 去る12月18日(日)に年末恒例の納射会が行われました。

 ここ数日、寒い日が続いたのですが、この日は最高気温が8℃程と、この時期としては暖かく、道場でもあまり寒さを感じない良いコンディションとなりました。

 

 左の写真は審査の間合い(段級審査を受審する時の行射方法)での納射の模様です。ここに写っている人は皆、入会時は全くの初心者でしたが、素質が良かったのか、指導のよろしきを得たのか、今では全員有段者です。白い胴着姿が清々しいです。

 こちらは持的射礼です。この日は三段以上の会員が射礼を行いました。射礼とは何かということにつきましては11月の青森県地方審査会の記事で簡単に触れていますのでご参照ください。

 射礼は普段稽古で着用する胴着ではなく和服で行います。和服は紋付が一般的です。写真のように男性は片肌脱ぎ、女性は襷がけをして行射をします。そもそも武道はよく「礼に始まり礼に終わる。」と言われますが、射礼は特に礼節を重んじます。弓を射る技術だけではなく所作についても修練を重ねる必要があります。

 来月は正月恒例の初射会があります。初射会では、“矢渡し”と“納射”があり、初めて“介添え”に挑戦する人もいます。次回の記事は、この“介添え”とは何か、そして介添えに挑戦する会員について特集したいと思います。

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忘年会

 去る12月3日(土)、青森市内某所に於いて当連盟の忘年会が開催されました。参加者は27名と近年にない盛会となりました。

 これまで忘年会はいつも日曜日に開催されて来ましたが、以前から日曜日の忘年会は翌日の仕事がきついとの声がありましたので、今回は土曜日の開催になりました。

 この日は諸般の事情で日頃なかなか道場に来ることができない会員も参集し、普段の稽古とは違った和やかな雰囲気で、それでいていつもよりディープな弓道談義をしながら楽しくお酒を飲むことが出来たと思います。

 

 左の一葉は並んで座る新旧会長。向かって左、スーツ姿が前会長の千葉名誉会長。右が沼舘会長。7月に大怪我をされた千葉名誉会長は、まだ完治していないとのことでしたが、ボジョレーヌーボーを差し入れとして持参して、会員と酌み交わしていらっしゃいました。

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鈴木三成杯弓道大会

 昨日11月23日、八戸市弓道場(洗心洞)に於いて第二回範士十段鈴木三成杯弓道大会が開催されました。冷たい風に小雪や枯葉が舞う中、県内各地から19チーム91名の選手が集いました。青森市からも男女2チームが出場しました。

 左の一葉は寒さの中、選手の行射をご覧になっている鈴木三成先生。行射をご覧になりながらしきりに立順表にペンを走らせておられました。

 下の一葉で、弓を引いているのは当連盟の沼舘会長。沼舘会長は八戸高校弓道部在籍時に鈴木三成先生から親しく教えを受けております。昔の師の前での行射です。

 

 青森市の選手は2チームとも入賞することは出来ませんでした。しかし良いこともありました。閉会式での鈴木三成先生の講評です。閉会式で鈴木先生は、起立して整列していた選手と役員に全員に「これから面白い話をするから。」と座らせて、「青森県は競技に弱い。これでは天下をとれない。」と叱責されました。90歳を過ぎておられるのに矍鑠たるものです。次いで選手数名を名指しされて、その一人一人の長所、私たちが見習うべき長所を説明してくださいました。今後の稽古の指針となるお話を拝聴することができて、試合に負けたにもかかわらず得をした気分で帰途に就くことができました。

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青森県地方審査会(青森会場)

 昨日11月13日(日)、みちぎんドリームスタジアム(青森市スポーツ会館)弓道場に於いて、平成28年度第3回青森県地方審査会(青森会場)が行われました。青森県地方審査は最高四段までの審査が行われます。この日審査に挑戦した受審者は133名で、このうち127名が高校の弓道部員で、残り6名が当連盟の一般会員でした。

 左の画像は審査に先立ってに行われた審査員による射礼の模様。射礼とは、物の本には『昔から祭祀・式典その他晴れの場所において、その時代の式服を着用し、起居進退を礼法に従って射を行うもの』とあり、昔は流派ごとに独自の作法で行われたのですが、それでは流派を異にする人がいっしょに射礼をする時に不都合なので、戦後新しい方式が制定され今に至っています。

 次の画像は審査会の反省会の模様。受審者はもちろん審査員、審査会役員もいっしょです。肝心の審査会の画像がないのですが、会場にいた会員は審査を受ける側か審査をする側かいずれかの立場でそこにおりましたので、審査中は写真撮影どころではありませんでした。悪しからず。

 今回の審査では、首尾よく合格した方も、残念ながら不合格の方もいた訳ですが、仲間と親しく飲み交わしながら、合格した方は一層精進を、不合格だった方は次回審査会での雪辱を期して、鋭気を養っておりました。


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第51回秋季県下弓道選手権大会

 本日10月16日、弘前市にある青森県武道館近的弓道場に於いて第51回秋季県下弓道選手権大会が行われました。青森市からは一般会員13名と大学生1名の計14名が出場しました。予選を6名が通過しましたが、決勝の八寸的に中てて順位決定戦に進めたのはその内2名のみ。そして順位決定戦の結果、青森大学1年の石井涼太弐段が、初出場にもかかわらず五段以下男子の部4位に入賞しました。(写真左から2番目)

 今大会は県大会初出場の会員が5名おりましたが、内3名が予選通過と健闘しました。

総合優勝は五所川原の越後谷嶺五段でした。越後谷さんは秋季大会2連覇です。

 

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青森市民体育祭・青森市弓道祭

 去る10月10日体育の日に第52回青森市民体育祭・平成28年度青森市弓道祭が開催されました。青森市内の高校弓道部員141名と一般(大学弓道部員と当連盟の会員)17名が参加しました。

 本大会は競射の仕方が少し変わっています。初めに直径36㎝の的(いわゆる尺二的)で一手二本、次に直径24㎝の的(八寸的)で二本、次に金的(直径9㎝、三寸的)を一本射ます。だんだん的が小さくなっていくわけです。尺二的は一本中てると2点、八寸的は一本3点、金的は5点となっていて、合計点数で順位を決めます。的が小さくなるに従い中った時の点数が高くなりますのでで、尺二的でしくじっても後で挽回できるチャンスがあります。

 金的を射た後、最後に射割りを行いました。射割りとは1辺が10㎝程の正方形の木の板の的を射ることで、本大会では一人一本しか射ることができません。この射割りは中っても点数はもらえませんが、射割り賞として景品がもらえます。入賞を逃した人でも最後の最後に射割り賞を狙う楽しみがあるわけです。射割りは中てるとパカーンと板が割れて破片が飛び散り、なかなか爽快感があります。

 結果ですが、高校生の優勝者は立崎嘉彦さん(12点、青森中央3年)、一般の優勝者は百瀬司さん(10点)でした。

 


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第62回五市対抗弓道大会

 昨日10月2日(日)、函館市千代台公園弓道場において第62回五市対抗弓道大会が開催されました。この五市対抗の五市とは、函館、青森、八戸、札幌、小樽の五市のことです。毎年函館市千代台公園弓道場を会場に、各市から10名の選手が出場して各自一手5回10射、1団体計100射で的中を競います。選手は原則三段以上で、胴着ではなく和服を着用する決まりです。青森市からも監督の沼舘会長率いる選手10名が出場しました。

 結果ですが、教士8名錬士2名という、他市を圧倒する重厚な布陣で臨んだ八戸市が、100射63中で10年連続優勝を決めました。わが青森市は39中で函館市と同中3位という結果でした。50中くらいはしたいものだと思っていたのですが、なかなか練習どおりにはいかないものです。そんな中、気を吐いた青森の選手が写真の中西睦子五段。10射8中で個人優勝決定戦の射詰に臨みましたが、一射目で的枠をたたいて惜しくも優勝を逃してしまいました。

 帰りの新幹線では、試合を撮影した動画や写真で各自自分の射を見て悲鳴を上げたりため息をつきつつ、自分の課題を確認したり意見を交換しあったりしました。

 

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第18回あおもりシニアフェスティバル

 本日、私たち青森市弓道連盟の活動拠点である、みちぎんドリームスタジアム(青森市スポーツ会館)弓道場に於いて、第18回あおもりシニアフェスティバル「スポーツイベント」弓道交流大会が開催されました。この大会は青森県と社会福祉法人青森県すこやか福祉事業団が主催し、参加資格は59歳以上ということになっています。他のスポーツでは59歳以上というと第一線を退いていることが普通だと思いますが、弓道ではまだまだ現役バリバリで、県内各地から集まった38名の選手が出場しました。

 優勝は黒石市の関孝道選手(教士六段)10射8中でした。的中が1本差の10射7中の選手が7名という接戦を制しての優勝でありました。

 2位から8位までの順位は7中の7名による遠近競射により決定しました。写真はこの順位決定戦により4位に入賞した青森市弓道連盟の堀内重雄選手(五段)。我らが沼舘会長も8位に入賞しました。

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審査に向けて講習会を開催

 この秋は、県内外で段位の審査を受審する会員がたくさんいます。そこで本日、こうした会員のために講習会が開催されました。

 講師陣は沼舘会長をはじめとする上段者4名。12名の会員が受講しました。

 受講した会員は講師から、基本の姿勢と動作、執弓の姿勢、入退場、矢番え、弓倒し等の指導を受けた後、審査形式の一手行射を行いました。一手行射の後は襷さばき、肌脱ぎの指導があり、最後に射技指導を受けました。

 

 今日の講習会は講師も受講生も市弓連でいつも一緒に稽古をする顔なじみではありましたが、このように講習会の設えをすることにより、日頃の稽古とは違った緊張感が出ました。終了後、講師からも受講生からも「またやりたいね。」「またあるといいね。」との感想が聞かれました。

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9月定例射会兼五市対抗弓道大会選手選考会

 ブログを始めました。初回の記事は昨日9月4日に行われました9月定例射会です。基本的に毎月行われる青森市弓道連盟の定例射会ですが、今月は来月2日に函館市で開催される第62回五市対抗弓道大会の選手選考会を兼ねて行われました。五市対抗の五市といいますのは、函館市、札幌市、小樽市、八戸市、青森市の五市のことです。

 昨日は青森の9月としては暑い日でしたが、参加者は大会出場権がかかっていることもあって暑さもものかは、熱のこもった定例射会となりました。

 

 

 

 定例射会終了後は居酒屋で懇親会をやりました。

飲んでもやっぱり話題の中心は弓道。新会員の自己紹介、今日の射会の講評、反省等々で、道場とは打って変わった和やかな雰囲気の中、大いに盛り上がりました。

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