平成28年納射会

 去る12月18日(日)に年末恒例の納射会が行われました。

 ここ数日、寒い日が続いたのですが、この日は最高気温が8℃程と、この時期としては暖かく、道場でもあまり寒さを感じない良いコンディションとなりました。

 

 左の写真は審査の間合い(段級審査を受審する時の行射方法)での納射の模様です。ここに写っている人は皆、入会時は全くの初心者でしたが、素質が良かったのか、指導のよろしきを得たのか、今では全員有段者です。白い胴着姿が清々しいです。

 こちらは持的射礼です。この日は三段以上の会員が射礼を行いました。射礼とは何かということにつきましては11月の青森県地方審査会の記事で簡単に触れていますのでご参照ください。

 射礼は普段稽古で着用する胴着ではなく和服で行います。和服は紋付が一般的です。写真のように男性は片肌脱ぎ、女性は襷がけをして行射をします。そもそも武道はよく「礼に始まり礼に終わる。」と言われますが、射礼は特に礼節を重んじます。弓を射る技術だけではなく所作についても修練を重ねる必要があります。

 来月は正月恒例の初射会があります。初射会では、“矢渡し”と“納射”があり、初めて“介添え”に挑戦する人もいます。次回の記事は、この“介添え”とは何か、そして介添えに挑戦する会員について特集したいと思います。