第53回青森市民体育祭

 10月9日体育の日に第53回青森市民体育祭(兼平成29年度青森市弓道祭)が開催されました。出場者は高校の部が青森市内の弓道部員155名、一般の部が当連盟会員18名、併せて173名で、おそらくですが過去最高の出場者数となりました。

 出場者数でおわかりの通り高校の部が中心の大会で、そのうちの過半数は、まだレギュラーとして大会に出場したことのない生徒さんだったのではないでしょうか。画像のとおり弓道衣や袴ではなく制服姿で出場した生徒さんも多数おりました。

 

競技が進むにつれ、的が一尺二寸→八寸→金的→射割りとだんだん小さくなって行くのが弓道祭の特徴です。尺二と八寸的までは一人一人順番に的を射るのですが、金的と射割りは時間の都合で皆いっせいに行射をする「同時打ち起こし」になります。それで画像のように皆の動作がシンクロすることがあります。その様子がなかなか美しくて、管理者の楽しみでもあります。

弓道祭名物?の射割り。一辺が三寸程の木の板でできた的を射ます。矢が中るとパカンと音を響かせて的が四散し気分爽快です。


大会に初めて出場した紅林さん。来月初めて審査を受ける予定です。

 奥で残身をとっているのも弓道祭初出場の石井涼太弐段。弓道祭は初出場ですが昨年10月の秋季県大会では4位入賞。ブログでも既出。

 

同じく大会に初めて出場した田中さん。やはり来月初めて審査を受ける予定です。奥で引き分けの最中が弓道祭初出場の松橋直也弐段。前の人の写真は撮りやすいのですが、後ろの人は良く撮れませんでした。すみません。

一般としては弓道祭初出場の坪田月参段。いろんな方がどんどん入会して活躍してほしいものです。


高校の部の優勝は青森高校2年の山口晃輝一級、2位は青森商業高校2年野澤彩二級、3位は青森西高校1年津嶋歩未でした。

一般の部の優勝は菊池敏夫参段、2位は品川農夫雄錬士六段、3位は初出場の石井涼太弐段でした。

表彰式の後、沼舘会長から出場者に対し、体配(所作)と射技について講評と、来月審査を受ける人は全員合格して欲しいとの励ましの言葉があり、閉会となりました。