第57回青森県弓道遠的選手権大会

去る7月7日(日)、弘前市の青森県武道館遠的弓道場において令和6年度第57回青森県弓道遠的選手権大会兼第75回全日本弓道遠的選手権大会青森県選考会が実施され、当連盟から9名が出場しました。

画像は開会式後に矢渡しをする当連盟の赤平錬士六段。蒸し暑く汗だくになりながらの矢渡しでした。

いつもの近的は的までの距離が28メートルなのですが遠的は60メートルと2倍の距離があります。的が遠いため一般に強い弓を引ける男子の方が有利と言われています。実際昔は女子の遠的は60メートルではなく50メートルだったそうです。しかし今回出場した当連盟の女性選手の中に初出場の方がおりましたが結構中りました。これまで初めて遠的大会に出場した女性が一本も的に中らず意気消沈してしまうのを何度か見てきたので少し心配していたのですが、杞憂であったようです。

この遠的の魅力は、遠くに矢を飛ばす爽快感にあります。近的では硬くなって思うように矢を離つことが出来ない人でも、遠的は的より距離が意識されるためか案外伸びやかに弓を引くことが出来たりします。

近的と遠的では弓の引き方が異なるところがありますが、遠的で体感した伸びかやな射を、近的でも活かしたいものです。